英検準1級とTOEIC、転職に役立つのはどっち?違いと選び方を比較

英検準1級とTOEICの違いや転職での役立ち方を比較する記事のアイキャッチ画像。参考書やノートを背景に、資格の選び方を紹介。
そらみ

転職には英検準1級とTOEIC、どちらが役立つんだろう? 英語を使う仕事を目指すなら、どっちから勉強した方がいいのかな?

転職を考えるようになってから、求人サイトを見る時間が増えました。いろいろな職種を眺めていると、やはり気になるのは英語に関係する仕事です。

ところが、求人票を開くと「ビジネスレベルの英語力」という応募条件が目に入ります。

高校生の頃に英検2級を取得し、アメリカに留学した経験もありますが、その後は特に英語を勉強してこなかったため、今の英語力には自信がありません。

そこで、以前から挑戦したかった英検準1級を取得したいと思うようになりました。ただ、転職に役立つ資格としてよく見かけるのはTOEICです。

英検準1級とTOEIC、転職を考えるならどちらを優先した方がいいのでしょうか。

自分自身も気になったので、試験内容や企業での活用状況、難易度の違いなどを公式情報から調べてみました。

この記事は、こんな方におすすめです!
  • 英語を使う仕事に転職したい方
  • 英検準1級とTOEICで迷っている方
  • 転職に役立つ英語資格を知りたい方
目次

転職に役立つのは英検準1級とTOEICのどっち?

一般企業への転職で英語力をアピールするなら、TOEICのスコアを持っておくことにはメリットがありそうです。

TOEICは企業の採用や人事評価などで活用されています。一方、英検準1級は、読む・聞く・書く・話すという4つの技能を測る試験です。

ただし、どちらが有利になるかは、応募する企業や職種によって変わります。

こんな場合は優先して検討したいこと
求人にTOEICの指定がある指定されたスコアを目指す
英語力を数値で示したいTOEIC L&R
4技能を総合的に学びたい英検準1級
英語で会議や商談をしたい資格に加えて実践的な会話練習
まだ応募先が決まっていない興味のある求人の条件を調べる

私自身は、転職での評価を考えるとTOEICも気になりますが、まずは英検準1級に挑戦したいと思っています。

英検準1級とTOEICの違いを比較

英検準1級とTOEICは、測定する技能や評価方法が異なります。

ここで比較するTOEICは「TOEIC Listening & Reading Test(TOEIC L&R)」です。

比較項目英検準1級TOEIC L&R
測定する技能読む・聞く・書く・話す聞く・読む
評価方法合否・CSEスコア10〜990点
主な試験内容選択問題・英文要約・英作文・面接マークシート200問
試験時間一次試験約120分・二次試験約8分約120分
2026年度受験料10,400円7,700〜7,810円
特徴4技能を評価するスコアで英語力を示せる

※英検準1級は従来型・本会場の個人申込料金です。TOEIC L&Rはデジタル公式認定証のみなら7,700円、紙の公式認定証も希望する場合は7,810円です。いずれも税込の通常受験料で、割引などは含みません。

英検準1級は4技能を評価する

英検準1級では、一次試験でリーディング・ライティング・リスニングを受験し、合格すると二次試験で英語の面接を受けます。

ライティングでは英文要約と英作文、二次試験ではイラストの説明や、社会的なテーマについて意見を答える問題が出題されます。

私は、この二次試験が少し心配です。

もともと人前で話すと緊張しやすいので、英語で質問され、その場で答える場面を想像すると不安になります。ただ、話す力を鍛えたいことも、英検準1級に挑戦する理由の一つです。

TOEICは英語力をスコアで示せる

TOEIC L&Rは、リスニング100問、リーディング100問の合計200問を約2時間で解く試験です。英検と違い、合格・不合格ではなく、スコアで結果が出ます。

私も以前、一度TOEICを受験したことがあります。

そらみ

そのときのスコアは640点でした…

ただ、事前に試験形式や時間配分を調べずに受けたため、後半で時間が足りなくなってしまいました。まだ手をつけていないページがたくさん残り、最後はマークシートを適当に塗りつぶすことに。

今思えば、試験の形式をもう少し知っておけばよかったと思います。

もちろん、対策をしていれば必ず高得点が取れたというわけではありません。それでも、英語力だけでなく、試験に合った準備も必要なのだと感じた経験でした。

次にTOEICを受験するなら、本番と同じ時間を計って問題を解く練習を取り入れたいと思っています。

気になっているのが、TOEICを開発するETSが制作した公式問題集です。

このシリーズは長年刊行されている定番教材で、累計発行部数は300万部を超えています。

出典:Amazon.co.jp

2026年11月6日時点のAmazon「TOEIC模擬試験関連書籍」売れ筋ランキングでは、最新版の問題集13が1位、12が2位、11が3位と、シリーズが上位を占めています。

発売されたばかりの13はレビューがまだ少ないものの、前版の12には170件以上、11には290件以上の評価が寄せられています。

最新版の『公式TOEIC Listening & Reading 問題集13』には、本番と同じ制作プロセスで作られたテスト2回分、計400問が収録されています。試験形式や時間配分に慣れたい人にとって、教材の候補になりそうです。

公式TOEIC Listening & Reading 問題集13

  • 発行:IIBC
  • 発売日:2026年10月19日
  • 価格:3,630円(税込・書籍版)
  • 収録内容:本番形式のテスト2回分(400問)

購入前に問題形式を知りたい場合は、TOEIC公式サイトのサンプル問題も利用できます。

転職での評価は?企業が求める英語力

転職のために資格を取得するなら、企業がどのように英語力を評価しているのかも気になります。

そこで、TOEICを運営するIIBCの「英語活用実態調査2022」を確認しました。

TOEICは採用時の判断材料になる

この調査は、TOEIC Programを活用している企業・団体を対象に実施されたものです。

そのうち、採用時にTOEIC Programのスコアを要件や参考にしている、または今後その可能性があると回答した企業・団体は73.6%でした。

これは、日本の全企業の73.6%がTOEICを重視しているという意味ではありません。ただ、採用時の判断材料として活用されていることがわかります。

出典:IIBC公式|データでみるTOEIC Tests

同調査では、企業が社員に期待するTOEIC L&Rスコアも公表されています。

対象期待スコアの平均
新入社員550点
中途社員580点
技術部門560点
営業部門580点
海外部門705点
出典:IIBC公式|企業・団体のTOEIC Program活用目的

※2022年調査に回答した企業・団体における平均値です。すべての求人に共通する応募条件ではありません。

調べる前は、ビジネスで英語を使うなら最低でも800点以上必要なのだろうと思っていました。ところが、企業が期待するスコアは部門によっても違うようです。

もちろん、英語を頻繁に使う仕事では、より高い水準が求められることもあります。応募したい求人の条件を確認することが大切なのだと思いました。

なお、TOEICのスコアについては、テスト開発元のETSが2年以内のものを利用するよう推奨しています。2年以上前のスコアを採用時に認めるかどうかは企業によって異なり、公式認定証の再発行にも期限があります。

英検準1級も履歴書でアピールできる

英検準1級は、大学中級程度の英語力が目安とされています。4技能を測る試験に合格したことを、資格として履歴書に記載できます。

また、英検の合格資格そのものには有効期限がありません。

一度取得した資格を、その後も履歴書に記載できることは、私が英検準1級に魅力を感じている理由の一つです。

ただし、以前取得した資格が現在の英語力をそのまま証明するわけではなく、面接などで実際の英語力を確認される可能性もあります。

「ビジネスレベルの英語力」とは?

求人票を見ていて、私が最も気になったのがこの言葉です。

「ビジネスレベルの英語力」

なんとなく高度な英語力が必要なのだろうと思いますが、具体的にどのくらい話せればよいのでしょうか。

調べてみると、ビジネスレベルの英語力に、統一されたTOEICスコアの基準があるわけではありませんでした。

仕事によって、必要な英語力は異なります。

  • 海外から届く英文メールを読み、返信する
  • 英語で電話や問い合わせに対応する
  • 海外の取引先とWeb会議をする
  • 英語で商品やサービスを説明する
  • 契約書や専門資料を英語で読み解く

英文メールの読み書きが中心の仕事と、英語で商談する仕事では、求められる能力が違います。

また、TOEIC L&Rが測定するのは聞く力と読む力のため、スコアが高くても、それだけで英語を流暢に話せると証明できるわけではありません。TOEICには、話す・書く力を測るSpeaking & Writing Testsもあります。

ビジネスレベルという言葉だけで諦めず、どんな場面で英語を使う仕事なのかを確認してみる。

転職活動では、この視点も大切にしたいと思いました。

英検準1級とTOEIC800点はどちらが難しい?

両方の資格を調べていると、「英検準1級はTOEIC何点くらいに相当するのか」という疑問も出てきます。

英語力の比較には、CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)という、語学力をA1からC2までの6段階で表す国際的な指標が使われることがあります。

英検では、受験した級と取得したCSEスコアに基づいてCEFRのレベルが示されます。

一方、TOEIC L&Rでは、CEFR B2に対応する目安が次のように設定されています。

技能CEFR B2の目安
Listening400点以上
Reading385点以上
出典:TOEIC公式|CEFRとの対照表

両方の技能でこの基準を満たすには、合計785点以上が必要です。ただし、合計785点以上なら必ずB2に対応するわけではありません。ListeningとReading、それぞれの基準を満たす必要があります。

また、CEFRは異なる試験の英語力を比較する参考にはなりますが、測定する技能が異なるため、英検準1級とTOEICの点数をそのまま換算することはできません。

つまり、英検準1級とTOEIC800点のどちらが難しいかを、一概に決めることはできません。

英検準1級では英作文や面接への対策が必要になります。一方、TOEICでは限られた時間内に多くの問題を解く力も求められます。

なお、英検準1級で学ぶ語彙や読解、リスニングは、TOEICの勉強にも役立つと考えられます。

私も、まず英検準1級の学習で英語力を高め、その後TOEICにも挑戦する方法を考えています。ただし、試験形式や時間配分が異なるため、TOEICを受験する際には専用の対策も必要になりそうです。

私がTOEICより英検準1級を優先する理由

ここまで調べてみると、転職活動ではTOEICのスコアを持っておくメリットがあると感じました。

それでも、私が先に英検準1級を目指したいのには、個人的な理由があります。

高校生の頃、英検2級を取得しました。当時は、いつか英検1級まで取るんだと、自分に言い聞かせていたことを覚えています。

ところが、その後は英語からすっかり離れてしまいました。

アメリカに留学した経験もありますが、だからといって英語が得意だとは思っていません。

現地では、人見知りの性格から積極的に話しかけられず、コミュニケーションを避けてしまうこともありました。私にとって留学は、英語を学ぶだけでなく、自分の性格を知り、コントロールする訓練でもあったのだと思います。

そんな経験がありながら、英語を自分の得意分野だと言えないことが、ずっと心に残っていました。

少し前までは、中国語のHSK4級を目指して勉強するつもりでした。やりたいことがたくさんあるからこそ、まずは中国語に集中しようと決めていたんです。

そのときのことは、以前の記事「やりたいことが多すぎる私が、まずHSK4級を優先することにした理由」にも書いています。

ところが、転職活動で英語に関係する仕事を見ているうちに、昔の目標を思い出しました。

いまさらかもしれないけれど、もう一度英語に向き合ってみたい。

まずは英検準1級を取得し、履歴書に書ける資格を一つ増やしたいと思っています。そして、英語を学ぶことがもっと好きになれたら、いつか英検1級にも挑戦してみたいです。

もちろん、転職でTOEICのスコアが必要になれば、そちらも受験するつもりです。

英検準1級に向けた私の勉強法

現時点では、まだ英検準1級の過去問を解いていません。そのため、合格までにどのくらい勉強が必要なのか、正確にはわからない状態です。

まずは過去問で今の実力を確かめ、苦手な分野を把握したうえで、単語や文法、英作文、面接の練習を進めていきたいと思っています。

英検公式サイトでは過去問が無料で公開されています。

何回分も練習したい場合や、解説を読みながら復習したい場合には、市販の問題集も選択肢になります。

旺文社の『2026年度版 英検準1級 過去6回全問題集』には、過去6回分の問題と解答解説が収録され、リスニングや面接の音声も利用できます。

私自身は、まず無料の公式過去問で今の実力を確かめ、その後に必要な教材を選びたいと思っています。

2026年度版 英検準1級 過去6回全問題集

  • 出版:旺文社
  • 発売日:2026年2月26日
  • 価格:2,530円(税込)
  • 収録内容:過去6回分の問題・解答解説・面接問題など

※収録6回分のうち5回分は2024年度の試験リニューアル後の問題です。旧形式の2023年度第3回分には、新形式のライティングに対応した予想問題も掲載されています。

英単語の勉強には、現在「モチタン」というアプリを使っています。

以前からスマートフォンに入れていたものの、最初はそれほど真剣に取り組んでいませんでした。

最近になって、中国語のHSK対策にも使えることを知り、単語練習に活用するようになりました。そして今は、英検準1級のコースを始めたところです。

実際に使ってみて、単語を覚えやすくなったと感じています。ただ、準1級コースは始めたばかりなので、どこまで試験対策に役立つかは、これから確かめていきたいと思っています。

英語の勉強には、まず1日30分程度を充てたいと考えています。

焦って期限を決めるより、今の実力を把握し、続けられる学習方法を見つけたいと思っています。

まとめ|転職に役立つ英語資格の選び方

英検準1級とTOEICについて調べてみると、企業での活用状況や測定する技能など、それぞれ異なる特徴があることがわかりました。

転職でTOEICのスコアが求められるならTOEICを、4技能を総合的に学びたいなら英検準1級を優先する。 どちらを選ぶかは、応募先の条件や自分が身につけたい英語力によって変わります。

私の場合は、以前から挑戦したかった英検準1級をまず目指すことにしました。

それが転職にとって最も効率のよい順番なのかは、まだわかりません。でも、英語をもう一度勉強したいと思えたことは、今の自分にとって大きな変化です。

まずは自分の実力を確かめるところから。

いつか英語を一番の得意分野だと言えるようになることを目指して、少しずつ学び直していきたいと思います。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

気になることは、とにかく「まずやってみる!」タイプ。海外留学、語学、資格、趣味など、これまでいろいろ挑戦してきました。取得資格は20種類以上。でも、続かなかったことや途中でやめたこともたくさんあります。

このブログでは、挑戦した理由や失敗、迷いも含めて正直に記録しています。現在は「話せない英語学習者」として英語を学び直しながら、中国語にも挑戦中です。

コメント

コメントする


reCaptcha の認証期間が終了しました。ページを再読み込みしてください。

目次