中国語の勉強をして間もないけど、本当に力がついてるか実力試しに試験に挑戦したいと思い、HSKの受験を決めました。

実はHSKって、ネット試験があるって知っていますか?
受験の申し込みをしようと、インターネットで最初に「HSK」と検索して出てくるのは、きれいに作り込まれた公式サイト。私は「これが唯一の申し込み先なんだろうな」と、思っていました。
さっそく申し込みに進むと、最短日程の試験は、私の自宅から最寄り会場が1つしかなく、しかもかなり遠方。



どうしよう…。
最短の試験を諦めて、延期しようかな…
諦めかけていたとき、ふと頭をよぎったのが「そういえば、ネット試験ってなかったっけ?」という記憶。
そこで、改めて「HSK ネット試験」と調べてみると、見慣れない別のサイトがヒット!
正直、紙の試験サイトと雰囲気が違ったので、「ここで申し込んでも大丈夫かな…?」と不安でしたが、勇気を出して申し込んでみたら、ちゃんと申し込めました。
私の場合は、自宅から行きやすい近場の会場を2つほど選べて、ネット試験は、毎月試験が開催されていることも判明。希望する最短の日程で受験できました。


HSKのネット試験の違いやメリット・デメリットを徹底比較し、あなたにぴったりの受験方法を見つけるヒントをご紹介します。
HSKネット試験と紙の試験の違いを徹底比較!


では、HSKネット試験と紙の試験の違いを徹底比較していきましょう!
項目 | ネット試験 | 紙試験(対面) |
---|---|---|
開催頻度 | 年12回(毎月開催) | 年10〜11回 |
申込締切 | 試験日の10日前まで | 試験日の約1か月前 |
受験できる級 | 毎回すべての級を受験可能 | 会場・日程によって異なる |
実施方式 | パソコン / ヘッドホン | 紙と鉛筆 / 会場スピーカー |
会場 | 主に都市部、会場数は限定的 | 全国主要都市・特別準会場 |
締め切り | 試験10日前 | 試験1か月前 |
結果発表 | 約2週間後 | 約1か月後 |
受験料 | 1級: 3,850円 〜 6級: 11,550円 | 左記と同額 |



ネット試験と紙の試験で、難易度や出題内容は変わるの?
試験の解答方式(コンピューター入力かマークシート記入か)が異なるだけで、問題の質やレベルに差はありません。
どちらを選んでも、同じ基準で公式に中国語能力が評価されます。
ネット試験とは?





指定会場のパソコンを使って受験します。リスニングで、自分のヘッドホンを使いたい方は持参できます!



ネットといっても、家でオンライン受験するんじゃないんだね!
ネット試験のメリット
まずネット試験のメリットから見てみましょう。
- 直前まで申し込みOK!
試験の約10日前まで申込可能。
- ピンイン入力でOK!
作文は手書き不要、漢字を完璧に書けなくてもピンインさえ打てればOK!
- 早く結果がわかる!
受験後、約2週間で結果がわかる。
- 試験のチャンスが多い!
ほぼ毎月どこかで実施。
- リスニングが聞き取りやすいことも!
ヘッドホン使用で周囲の音が気にならない。
- 時間管理がラク!
画面に残り時間が表示される。
ネット試験のデメリット
次に、デメリットを見ていきます。
- メモができない!
リスニングのメモや読解での線引きができない。
- パソコン操作が必要
基本操作(クリック・ドラッグ)が必要、慣れない人には負担。
- ピンインが必須
漢字のピンインがわからないと作文が書けない。
- 会場が少ないかも…
紙の試験より会場が限られ、おもに都心部に集中している。
紙試験とは?





パソコンだと操作ミスしないか気になるけど、紙なら見慣れた形式だし、安心感があるよね。



紙だと見直しもしやすいし、問題全体がぱっと見えるのいいよね。
紙試験のメリット
一方、紙試験にはどんなメリットがあるのでしょうか?
- 全国各地で受験可能
紙試験は地方にも会場がある。
- 手書き解答OK!
作文は手書きなので、ピンイン入力が苦手でも安心。
- パソコン不要
機械操作に不安がある人も安心。
- 書き込み自由!
問題用紙にメモや線引きができる。
- 全体が見やすい!
紙なら問題全体を一度に見渡せる。
紙試験のデメリット
やはりデメリットもあります。
- 試験日が少ない
回数が限られ、希望日が埋まりやすい。
- 申し込み締め切りが早い!
試験約1か月前に申し込みが必要。
- 結果が遅い
受験後、結果が出るまで約1か月。
- 作文は手書きのみ
複雑な漢字を正確に書く必要がある。
- 字が汚いと不利
判読しにくい字は減点対象になる可能性。
あなたはどっち派?こんな人におすすめ!


- 手書きよりもピンイン(拼音)入力のほうが得意
- 早めに結果を知りたい
- 予定がギリギリまで読めない
- 都心の会場が近い
試験後2週間程度で結果が出るのが魅力。
また、マークシートを塗りつぶすより、パソコンでサクサク解答できる人なら、スピード感を重視して選ぶ価値大です。
- 手書きが得意
- 紙で全体を見渡しながら問題を解きたい
- 自分の書いた答えを残したい
- メモを取りながら進めたい
紙の試験は「手で書くほうが落ち着く」という人向き。自分の文字でしっかり残すことで、安心感を得られる人にはこちらが合います。
合格のコツと対策ポイント


1. 出題語彙・文法をしっかり抑えよう!
語彙数の目安をクリアするなら公式単語アプリ!
各級には規定単語数があります(例:HSK3級=600語、HSK4級=1200語)
文法は出題されやすい構文やパターンを整理しておくと◎


2. リスニングの耳慣らしをしておこう!
リスニング対策は「聞き取れない」を放置しない。
普段から中国語の音声(例:HSK対応アプリ、ポッドキャスト、YouTube動画)を聞いたり、スピーキング練習の習慣を作るのも良いですね。
会話形式のリスニングやマイク録音でスピーキング・発音チェックできます!
3. 模擬テストや過去問で試験形式に慣れよう!
2025年5月現在、2021年度版が最新です
各級の出題内容(听力・阅读・写作/口语)が決まっているので、HSK公認の過去問集で慣れておこう!


本番の試験形式で対策できる高評価のアプリ!
4. ネット試験はピンイン入力の練習をしよう!
HSKが公式におすすめ!ネット試験対策の「模擬試験」を体験しておこう!
ネット試験では漢字を書かず、作文はタイピング必須。普段ピンインを打たない人は、必ず練習しておきましょう。中国語がわからない場合は、ページを日本語に翻訳してみましょう!


シルクロード(北京)国際教育テクノロジーセンター株式会社
まとめ:ベストな選択はどっち?



結論:
何を優先したいかをクリアにして、自分に合う試験を選びましょう!
・ 自分の強み(漢字の手書き or ピンイン入力)
・ 申込期間、試験日、結果発表
・ 試験会場の場所
試験内容、難易度、合格基準、受験料はどちらも同じ。
- 毎月開催の手軽さ!
- 申込期間が10日前でも間に合う!
- 試験結果が最短2週間でわかる!
- 紙ならではの安心感!
- 手書き&メモが自由!
- 地方でも受験チャンスあり!
最後に…



「どちらなら、自信を持って試験に臨めそうですか?」
これに胸を張って答えられる方を選ぶのが、自分にとってのベストな選択です!
一緒に合格をつかみ取りましょう!
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