こんにちは!
今日は私がまったくのゼロから中国語を学び始め、最終的にHSKを受験するに至った道のりをお話ししたいと思います。
これから中国語を始めてみたいと思っている方にも、身近なところに中国語と出会うきっかけがあることに気づくきっかけになれば嬉しいです。
実は、私自身、もともと中国語を本格的に学ぶつもりはまったくありませんでした。それが気づけば、「HSKを受けてみようかな?」とまで思うようになりました。自分でも意外な展開です。
私の中国語との出会い
学生時代の第二外国語
実は、高校生の時に第二外国語で中国語を選択したことがありました。でも、正直なところ「你好(ニーハオ)」と「謝謝(シェシェ)」くらいしか覚えていない…。卒業後は中国語とはすっかり縁遠い生活を送っていました。
そんな私が本格的に中国語に興味を持つきっかけになったのは、大人になってから出会った学習アプリのDuolingo(デュオリンゴ)。
最初は本当に軽い気持ちで始めた学習でしたが、そこに至るまでには、なんだかんだと中国語への興味につながる過去の経験があったので、思い出して書き留めてみます。
海外旅行:はじめての上海
20代半ばで初めて訪れた上海。そこで、私は初めて「生きた中国語」を目の当たりにしました。街中には日本でもおなじみのチェーン店がズラリ。でも看板の文字がぜんぜん違う!
ここから読むたび、頭の中で小さな翻訳ゲームが始まります。
FamilyMart → 全家

全部の家……みんなの家ってこと?
LAWSON → 罗森



「森」はシンとも読むし、もしかして訛って「ソン」?
KFC → 肯德基



ケンタッキー…トクキ? それともタッキー?
McDonald’s → 麦当劳



麦=むぎ=マク?麦当が「バクトウ」っぽいから、確かに「マクド」っぽい!
スポーツ用品店 → 体育用品



あ、読んだまんま、
たい・いく・ようひん!正解よね?
デパートのエレベーター前でふと目に留まったのは 「流行女装」。



りゅうこうじょそう……? あ、流行のレディースファッションかな?
看板に書かれた漢字は、どれも見慣れないのに、意味で当てたのか音で当てたのか、なぜか分かってしまう。不思議…
中国語の意味がわかる・わかった気になる・音だけ似てる…その全部が楽しい!
正解かはさておき、日本語の漢字知識があるからこそ、推理が面白い。日本語と似ているようで、絶妙に違う。気づけば観光そっちのけで、看板を追いかけて歩いていました。
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海外旅行:台湾にどハマり
30代になると、私はLCC飛行機(Peach)を利用した激安台湾旅行にすっかり夢中になりました。
私は、台湾の小籠包と鳳梨酥(パイナップルケーキ)が大好き。Googleマップで台北市内のいろんなお店を巡って食べ比べることにハマり、2泊3日の旅行で、気づけば2年の間に3回台湾に行きました。
台湾の街を歩いていると、目に飛び込んでくるのは上海で見た時の光景。漢字ばかりの看板!私にとって、やっぱりそれがすごく面白かったんです。
地下鉄のホームには「月台」。





ねぇ、「つきだい」はこっちだよ!
電車の行き先表示には「板橋 」。



あ、板橋(いたばし)だ!
最終日、空港のトイレには「擦手紙」。





これ、ペーパータオル?『てをこする紙』!?すりてがみ!?
中国語の読みはわからなくても、あれこれ友達とめちゃくちゃな日本語読みをして笑い合ったこと。いまでも忘れられないほど楽しかった思い出です。
読めないのに読める、漢字のナゾ解きは本当に面白い。
こうして、私が中国語にふれるようになったのは、なんとなく訪れた上海や台湾旅行から始まり、気づけば「読める気がする」から「実際に学び始める」世界に惹かれていったんだと思います。
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エンタメ:「17LIVE」ライブ配信
私はクラシックピアノが大好きです。とあるYouTuberが17LIVEでも配信していたことをきっかけに、暇つぶしに見ていたのですが、この配信アプリが、実は「台湾発のサービス」だと偶然知りました。
日本人だけでなく、中国語を話す配信者さんが多かったので、珍しくてかなり見入っていました。配信者が早口で何かを話す。
聞き取れないけれど、視聴者が送信するコメント欄の漢字を追うだけで「なんとなく」意味が取れる。毎日ネイティブの中国語を聞くうちに、「もっと理解したい」という気持ちが芽生え始めました。
「日本人だから、なんとなく読める!」
── やっぱりこれが、のちのち私の学習モチベーションの大きな種になっていきます。
このときはまだ、台湾の中国語と中国本土で話されている中国語に違いがあることを知りません。
やっと中国語学習を開始してみた!
学習アプリ:Duolingo(デュオリンゴ)
そんなある日、英語の勉強をしようとスマホに「Duolingo」をインストールしました。アプリを開くと、40ヶ国語以上たくさんの言語が選択できることに気づき、何故かなんとなく中国語を選んでみました。
これが中国語学習を始める「きっかけ」でした。
ゲームを攻略するように楽しく学べるDuolingo。私の中国語学習の入り口として、かなり完璧だったと今でも思います。
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エンタメ:中国ショートドラマ
Duolingoで中国語の学習を開始してから、TikTokやInstagramのフィードに中国のショートドラマの広告が流れてくるのに気づくようになりました。最初は気にも留めていませんでした。
ですが、YouTubeで偶然、かまいたちの山内さんが話題にしているのを見て、「そんなに面白いのなら!」と見始めたのがきっかけです。
Drama Boxというアプリで「辰年!故郷への華麗なる帰還(吹替)」というドラマなのですが、これがかまいたちの2人のトークが面白かったおかげで、ドラマ自体が余計におもしろおかしく見られました。
気づけば、私はすっかりこのドラマにどっぷりハマってしまいました。そして、もはや中国語そのものというよりも、中国人という存在への興味がどんどん深まっていったように思います。
ストーリーの先が知りたくて中国語のショートドラマを夢中で見ているうちに、吹替版だけでなく字幕版もあることを知り、俳優さんの生の声を聴きたくて中国語を聞く習慣ができました。一つ見たら他のドラマも見たくなって、もう「沼」のような状態でした。
セリフの意味は分からなくても、毎回何か新しい中国語の音が自然と耳に残る。そうすると、それが何と言っているのか知りたくなり、Google翻訳で音声入力してセリフの意味を探し出すことさえするようになりました。
学習アプリ:SuperChinese
遊び感覚で始めたDuolingo中国語。日本人ならではの「漢字が読める」強みのおかげで、気づけば全コースを修了!ゲーム感覚で進められるので、本当に楽しかったです。
次はもう少し本格的に…という気持ちが強くなり、他の中国語学習アプリを探し始めました。そこで見つけたのが「SuperChinese」です。
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「SuperChinese」には実力判定のテストがありました。Duolingoを修了した時点で試してみたところ、「HSK3級」と表示されました。
HSKという言葉を初めて目にしたので、すぐに調べました。それが中国語の国際的なレベルを測る試験だと知り、簡単な1級から、難関レベルの6級(厳密には9級)まであることもわかりました。
1・2級を飛び越えて、いきなりHSK3級レベル相当。Duolingo学習の成果を実感しました。そして「本番で確かめたい!」とHSK受験を決意しました。
Duolingoで遊び感覚で中国語を始めた私が、HSKという中国語の資格試験に挑戦するまでになるとは、夢にも思っていませんでした。具体的な目標ができたことで、学習への意欲がさらに高まりました。


デュオリンゴ制覇で中国語を好きになった!
もしDuolingo(デュオリンゴ)を使ったことがない方は、ぜひインストールしてみてください。HSKの試験対策にはなりませんが、導入としてはとてもおすすめです。
スマホで無料で始められます。中国語はもちろん、英語/フランス語/イタリア語/ドイツ語など、約40言語があります。
ちなみに私は、中国語以外に英語・スペイン語・韓国語をやっています。
ドイツ語も少しだけかじりました。
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DuolingoがきっかけでHSKを受験したくなった!
中国語圏への旅行の思い出、ライブ配信をみて好きになった人たち、そして気軽に始めたDuolingo。
振り返れば、私の中国語学習は「がっつり留学!」ではなく、日常のちいさな興味の積み重ねから始まりました。
そして、Duolingoの中国語コースを完走とともに「アプリだけで得た自分の中国語レベルを知りたい!」と思うようになり、HSK受験に挑戦することにしました。資格試験というと堅苦しく感じるかもしれませんが、アプリだけで言語学習が身につくなんて、そんなことあったら本当に嬉しい。だから自分のための検証実験です。
正直なところ、私自身、中国に対しては漠然としたイメージしか持っていませんでした。テレビなどで報じられる情報から、あまり良い印象を持っていなかった時期もあります。
でも、中国語を学び、ライブ配信アプリなどで直接文化に触れていく中で、実際には温かい人柄や、私たちが知らない面白い側面がたくさんあることに気づきました。そして、それが中国という国への興味を一層深めるきっかけにもなりました。
もし今、「中国語ちょっと気になる…」が1ミリでもあるなら、それはもう始まりのサインです。私のこのブログを通してその背中を押せると嬉しいです。
ぜひ自分の小さな好奇心、大切に育ててみてください。
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