
Duolingo(デュオリンゴ)って、ほんとに語学力つくの?
ゲーム感覚で学べて、スマホさえあればどこでも勉強できるアプリ。だけど、「本当に効果あるの?」と疑問に思ったりしませんか。
正直、私も最初は半信半疑でした。
でも、ゆるーく続けていくうちに、気がつけば 中国語の試験「HSK3級」に挑戦してみようかな と思えるくらいのレベルになりました。


この記事では、そんな私が、デュオリンゴの中国語コースを続けてみて感じた「効果」と「限界」、そしてそれでも続ける理由を、リアルな体験として綴ってみたいと思います。
結論:完璧じゃないけど、デュオリンゴは「効く」アプリ
まず率直に言うと…



正直、デュオリンゴだけでペラペラになるのは難しいと思います。
でも、ゼロから始めるには十分すぎるくらい効果があります。
特に感じた効果はこの3つです。
① 発音の感覚が自然に身につく
中国語といえば四声。発音がとにかく難しい!
同じ「マ」でも声調によって「お母さん」「麻」「馬」「叱る」など、意味が全く変わってしまうという、発音が命の言語です。
私はいつもこう思っています。
中国語は音楽。
音の高さやリズムが大事で、発音を間違えると「音痴」みたいになっちゃう。
デュオリンゴでは、一連の文を聞いても聞き取れないことがあるけれど、単語ごとにタップすると、それぞれの発音を何度でも聞けるのが本当に便利です。
「この音、ちょっと違ったな」と思ったら、すぐに繰り返し聞き直せる。
この機能のおかげで、少しずつ自分の口も耳も中国語の音楽に慣れてきた気がします。
② 中国語の語順が体で覚えられる
中国語の語順って独特です。
主語 → 時間 → 場所 → 動詞 → 目的語
みたいな語順。
これ、最初は混乱します。でもデュオリンゴを繰り返すうちに、
「なんとなくこっちが正しい気がする」
という感覚で文が組み立てられるようになってきます。
文法書を開いて、「このときはこう、この順番で…」といちいち確認するのではなくて、感覚で身につけていくスタイルなので、最初の導入にはぴったり。
「考える」前に「慣れる」学び方ができるのが、デュオリンゴの良さだと感じました。
③ 単語が自然に定着する
正直、単語帳を見てるとすぐ眠くなるタイプの私。
でもデュオリンゴは、
同じ単語や表現をしつこいくらい何度も出してくるので、意識していなくても覚えてしまいます。
「またこの単語…!?」
と思うくらい偏りがあるなと感じることもあるけれど、そのぶん記憶への刷り込み効果は抜群です。
単語帳でコツコツ暗記するより、体感としては何倍も早く、しかもラクに覚えられる感じがします。
デュオリンゴで感じた2つの限界点
もちろん、いいことばかりじゃありません。続けていくうちに「物足りなさ」も感じました。
① リスニングのリアル感が足りない
リスニング問題は短くて聞き取りやすいけど、実際の会話スピードや自然なやり取りとは違います。試験や実践的な会話を想定するなら、他の教材と組み合わせたほうが安心です。
② アウトプット練習がイマイチ…
アプリ相手に声を出す練習はできても、会話のキャッチボールにはなりません。
単語や文を読めても、実際に話そうとすると出てこないということがよくあります。やっぱり話す練習は別に必要です。
それでもデュオリンゴを続けて良かった理由



デュオリンゴのいいところは、「いつの間にか覚えてる」があること。
強制されず、スキマ時間で少しずつ積み上がる感じが、私にはすごく合っていました。
デュオリンゴはきっかけ作りの最強ツール!
語学に挫折しがちな人の「もう一回やってみようかな」を引き出してくれる素晴らしいツールです。
今の私は、まだ流暢に中国語を話せるわけではありません。
でも、デュオリンゴを続けてきたからこそ「もっと学びたい」と思えるようになりました。
試験や実用レベルでは物足りなさを感じるかもしれませんが、きっと言語習得のきっかけになります。
ちょっとだけ、いろんな言語を「のぞいてみる」楽しさも!
実は私、Duolingoで中国語のコースを毎日続けながら、
これまでに英語・韓国語・スペイン語・ドイツ語など、いろんな言語を少しずつかじってきました。


ひと昔前なら、
新しい言語を始めるにはまず書店に行って、
参考書を探して、
CD付きの教材を買って……と
「本気でやりたい!」という気持ちがなければ、なかなか踏み出せなかったと思います。
でも今は、スマホひとつあれば、思い立ったその瞬間に新しい言語の世界をのぞける。
この気軽さこそが、デュオリンゴ最大の魅力だと感じています。
「ちょっとフランス語ってどんな感じ?」
イタリア語の響きってカッコいいかも!
そんなふうに、気軽にいろんな言語を試せるのは、まさに今の時代ならではの楽しさです。
語学へのハードルをぐっと下げてくれるこのアプリが、マルチリンガルへの第一歩になれば嬉しいです。
コメント