Duolingo(デュオリンゴ)は世界中で大人気の語学学習アプリです。
ゲーム感覚で楽しめ、スマートフォン一つで気軽に学習できる点が魅力で、日本でも多くのユーザーが利用しています。特に有料プラン利用者は広告非表示や無制限の学習特典があり、熱心な学習者に支持されています。
しかし最近、この便利さの裏でアカウント乗っ取り被害が増加しています。
SNSや掲示板には「急にログインできなくなった」「知らないメールアドレスに変更された」「勝手に有料プランに登録された」といった声が、とくに海外では多数投稿されています。
Duolingoアカウント乗っ取りとは?被害の実態
実際、私もその被害者の一人です。
おそらくDuolingo Familyのプランで課金しているからだと思います。
私は毎日、学習の連続記録(ストリーク)を更新するためにアプリを開くのが日課なのですが、その日もいつものようにアプリを開くと、突然画面がアラビア語のような見慣れない文字に変わっており、何かがおかしいと直感しました。

別のスマホでGoogle翻訳のカメラ機能を駆使し、画面を確認すると、アイコン・ユーザー名・メールアドレス・パスワードがアラビア人男性のものに書き換えられていました。

プロフィールで、唯一残っていたのは下4桁のみ表示された電話番号だけ。これまでの学習記録は全て消され、新たにドイツ語の学習履歴に上書きされていました。(連続日数の記録は無事でした!)
気づいたのは乗っ取られてから約9時間後。
悲しさと悔しさが込み上げてきました。
この記事では、このようなDuolingoアカウント乗っ取り被害を最小限に抑えるための兆候、初動対応、サポート連絡法、追加対策、予防策を詳しく解説します。
アカウント乗っ取りの兆候
アカウント乗っ取りを早期発見できれば被害の拡大を防げます。以下のような兆候に注意してください。

(英語でしたが翻訳しました)
- 突然ログインできなくなる
正しいメール・パスワードでも入れない場合、要注意。 - メールアドレスやパスワード変更通知
Duolingoはアカウント設定が変わると登録メールに通知を送ります。心当たりのない変更通知が来たら、即確認!メール内の「復元」ボタンが命綱になることがあります。 - 見覚えのない学習履歴や設定変更
見たことのない言語、変わったアイコン・自己紹介文に気づいたら、すぐ確認。 - 怪しいログイン通知
設定次第では、新規端末からのログイン通知が届きます。不審なログイン通知を見たら、即アカウントを確認してください。
乗っ取りが発覚したときの初動対応
Duolingoのアカウント乗っ取りに気づいたら以下の手順で対応しましょう。
- パスワードリセットを試みる
Duolingoのログイン画面から「パスワードを忘れた場合」からリセットを試します。まだメールが乗っ取られていなければリセットリンクが届きます。 - 登録メールの確認と保護
GmailやYahooメールなどに変更通知が来ていないか確認。メールアカウント自体も乗っ取られていないか調べ、必要ならパスワードを変更・二段階認証を有効化してください。 - 他サービスの連携解除
GoogleやAppleの連携を解除し、被害の拡大を防ぎましょう。
私の場合、メールボックスにDuolingo(デュオリンゴ)から「アドレス変更」の通知が届いており、本文内の「復元」ボタンをクリックすることでアカウントを取り戻すことができました。
メールに届いた通知はこちらです。

アラビア語に設定されており、私は読めない…
メールを翻訳してみると…

このボタンひとつで、アカウントを取り戻すことに成功!
Duolingoサポートへの連絡方法
自力での復旧が困難な場合、サポートに連絡します。
- 公式サポートページへアクセス
https://www.duolingo.com/help/support-request にアクセス。 - 必要な情報を準備
以下をまとめましょう:- 登録メールアドレス
- ユーザー名
- 気づいた日時
- 状況の説明(例:ログイン不可、メール変更済み)
- スクリーンショット(あれば)
- 問い合わせを送信

Duolingoのサポートにデータの復旧について問い合わせしてから3日経過していますが、いまだにサポートからの返信待ちです。
ゴールデンウィークの影響で遅れているのでしょうか。気長に待つしかありません。
被害を広げないための追加対策
アカウントを取り戻せても、他の被害を防ぐ必要があります。
- メールの二段階認証を有効にする
これが最優先。メールが破られたら、全サービスが危険です。 - 他サービスのパスワード変更
同じパスワードを使い回しているなら即変更。 - パスワードマネージャーを使う
強力なパスワードを楽に管理できるツール。
例:1Password、LastPass、Bitwarden。iPhoneならキーチェーン、Googleならパスワードマネージャーがあります。
今後の予防策
二度と被害に遭わないための対策も重要です。
- 強力なパスワード作成
大文字・小文字・数字・記号を組み合わせ、12文字以上。他サービスと使い回さない。 - 定期的なパスワード更新
半年~1年ごとに変更し、他サービスで情報漏洩が起きた際は関連パスワードも変更。 - 怪しいリンクは絶対クリックしない
公式サイトやアプリ経由でのみログイン。メールの差出人やリンクは慎重に確認しましょう。
特に有料プランの課金者は狙われやすいのかもしれないという私の体験も踏まえ、これらの対策を徹底することを強く推奨します。

まとめ
アカウントを守るために一番大事なのは、「私は狙われない」という思い込みを捨てること。
私のように突然乗っ取られても、落ち着いて対処すれば大丈夫。でも、できるなら予防しておくのが一番です。
- 兆候に気づいたら即対応
- メールの保護と二段階認証は必須
- 強力なパスワードとパスワードマネージャーを活用
- 有料プランの課金者は特に注意が必要
ぜひ今日から、メール・パスワードの見直しを始めてみてください。
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