最近、中国語を勉強し始めた私が、ふと抱いた疑問。
「中国の人って、普段スマホでどうやって漢字を入力してるんだろう?」
きっかけは、Duolingoで中国語を学習していたときのこと。あるフレーズの意味をもっと詳しく知りたくて、翻訳アプリにコピー&ペーストしようとしたのですが、コピーできない仕様…。仕方なく、手入力することにしました。
でも、日本語のキーボードでは当然ながら中国語の漢字は打てません!そこで、iPhoneに中国語のキーボードを追加してみようとしたのですが…
「そもそも、中国の人たちは普段どんな方法で漢字を入力してるんだろう?」と、根本的な疑問が湧き上がってきました。もしかしたら、私と同じように感じた中国語学習者の方もいるかもしれません。
調べてみると、中国語の入力方法にはいくつかの種類があり、それぞれに面白い特徴があることがわかりました。今回は、特にiPhoneでの中国語入力事情を中心に、主流の入力方法や人気のキーボードアプリについて詳しく解説していきます!
中国では「拼音(ピンイン)入力」が圧倒的に主流!
中国本土では、スマホで漢字を入力する際に最も一般的なのが、アルファベットを使った入力方法です。
例えば、「你好(こんにちは)」と入力したい場合、「nihao」と打ちます。これは「拼音(ピンイン)」と呼ばれる、中国語の発音をアルファベットで表記したものです。日本語で例えるなら、「nihongo」とローマ字で入力して「日本語」に変換するようなイメージですね。
ピンイン入力のメリットは、中国語の発音さえ分かれば、スムーズに漢字を入力できることです。そして、iPhone純正のキーボードでも、このピンイン入力が標準で搭載されています。入力時に予測変換の候補がリアルタイムで表示されるため、目的の漢字を簡単に見つけることができます。

iPhone純正キーボード vs サードパーティ製アプリ
iPhoneには最初から中国語の拼音キーボードが入っていますが、中国では多くの人がサードパーティ製の入力アプリをインストールして利用しているようです。
理由は
AI搭載のものが多く、予測変換が優秀だから!
どうしてみんなそんなに入力法にこだわるの?というと
中国語は同音異義語がすごく多いので、予測変換の性能が命。たとえば「shì」と打つと、「是」「事」「市」「视」などが候補に出てきます。
なので、
- このように、より「賢い」変換を求めてサードパーティ製アプリを選ぶ人
- 個人情報保護の観点からiPhone純正キーボードのみを使う人
- 音声入力でスピードを重視する人 など
利用者のライフスタイルやニーズによって選択肢が分かれています。
特に人気のキーボードアプリTOP3

中国語での文字入力を行うユーザーの7割が利用していると言われている
1位:搜狗输入法(Sogou)
- 中国最大級のユーザー数
- スタンプ・顔文字・スラングに強い
- デザインカスタマイズも自由自在
- スマホだけでなくPC版も人気
2位:百度输入法(Baidu IME)
- 音声認識や手書き入力が得意
- 「百度翻訳」との連携も便利
3位:讯飞输入法(iFlytek)
- 音声入力の精度が抜群!
- AIが自動で文章にしてくれるレベル
キーボードは「着せ替え」が当たり前!?中国のユニークな入力文化

おもしろいのが、キーボードの「着せ替え文化」。
1番利用ユーザーの多い「搜狗输入法(Sogou)」では背景画像はもちろん、キーの形、文字の色、さらにはキーを押したときの音まで、細かくカスタマイズできます!
想像してみてください。
「ポヨン♪」という可愛い音とともに文字が入力されるキーボード…
なんだか楽しくなりますよね。
「カワイイ」見た目だけでなく、「搜狗输入法」にはさらに、AIを活用した高性能な補助機能が多数搭載されています。
- AIによる自動変換&予測変換
- 音声入力&音声からテキスト変換
- 翻訳機能(リアルタイムで他言語に)
- よく使うフレーズの登録
- テンキー or QWERTYの切り替え
- 入力中の情報表示
(例えば、「天気予報」や「今日の金価格」などのキーワードを入力すると、予測変換の候補エリアに直接結果が表示され、アプリを切り替えることなく情報を確認できます。)
ユーザーの入力効率を徹底的に向上させるための工夫が満載で「カワイイ」だけじゃなく、実用性もバッチリです。
電子ペットを育てることもできます!
この入力ソフトには、「サイバーペット」という可愛い機能があり、デスクトップ上で犬や猫、うさぎ・モルモットなど、見た目も性格もいろいろな可愛いペットが動き回るんです!
たとえば:
- タイピングに反応して飛び跳ねる
- マウスカーソルを追いかける
- チャットできる子もいる
単なる入力ツールを超えた、こだわり・実用性・エンタメ性も兼ね備えているのが中国の入力アプリの魅力です。先進的な機能が多数搭載されているので、自分好みに細かくカスタマイズしたいユーザーに向いています。
搜狗输入法のデメリット(注意点)
非常に便利な「搜狗输入法」ですが、利用する際にはいくつかの注意点も理解しておく必要があります。
- 過去に情報漏えいのリスクが指摘されたことがある
2023年、カナダのセキュリティ研究機関「Citizen Lab」によって、搜狗输入法には暗号化に不備があり、キーボードの入力内容が盗み見られる危険性があると報告されました。 - 修正されたが、入力内容がサーバーを経由する仕組みは変わらず
その後、アップデートにより脆弱性は修正されましたが、現在も入力内容が一度Sogou社のサーバーを経由する仕組みであることに変わりはありません。そのため、プライバシーの面で不安を感じる方もいるかもしれません。 - 機密性の高い情報の入力には注意が必要
パスワードや個人情報などを入力する際は、別の入力方法を使った方が安全です。
⚠こんな人は特に注意!
- クレジットカード情報やパスワードを頻繁に入力する
- ビジネス用途で使う(機密情報を扱う)
- プライバシー重視の人
実は、日本にもある「着せ替え系」入力アプリ
日本にも人気アプリ「Simeji(シメジ)」があります。
- 顔文字・絵文字が豊富
- アスキーアート(「ドーン!(゚∀゚)」みたいなの)
- 流行語や若者向けワードも多数搭載
と、日本の若者文化に特化した内容が魅力!
でも、中国の入力アプリには、
それプラス、AIや翻訳機能などもあるので、フルスペックな感じがしますね。
手書き入力派もいるけど…やっぱり少数派?

ピンイン入力が主流とはいえ、一部のユーザーは手書き入力も利用しています。
- 高齢の方
ピンイン(中国語のローマ字表記)がわからなかったり、発音が曖昧で入力できない場合に便利です。画面に直接漢字を書けるので、ピンインが苦手でも入力することができます。
- 漢字は読めるけどピンインが苦手な人
ピンインのルールを知らなかったり、発音があいまいで入力ができない場合にも、手書きなら意図する漢字を入力できます。
若い世代はピンイン入力やQWERTYキーボードに慣れているため、手書き入力の利用は比較的少ないようです。しかし、ピンインに不慣れな層にとっては、依然として重要な入力手段となっています。
また、日本の「フリック入力」に近いスタイルで、「九宮格(9キー)」と呼ばれるテンキー方式で入力する人もいます。特に高齢者など、一部の層では根強く利用されているようです。
まとめ:スマホキーボードは中国らしさがおもしろい!
中国語のスマホ入力は、単なる文字入力の手段を超えた、中国ならではの文化や技術が詰まっていると感じました。
- 中国語入力は、ピンイン(アルファベット)を使ってスピーディーに入力するのが一般的。
- 特にスマホでは、「予測変換」の性能が入力効率を大きく左右する。
- 若い世代はピンイン入力が主流で、QWERTYキーボードを使いこなす。
- 高性能なサードパーティ製アプリ(特に「搜狗输入法」)が圧倒的な人気。
- キーボードのカスタマイズ性やエンタメ機能も豊富で、遊び心満載!
- ただし、サードパーティ製アプリの利用にはプライバシーに関する注意点もあるため、用途に合わせて使い分けることが大切。
中国語の入力方法は、ライフスタイルや好みに合わせて選べる便利で面白いツールです。
中国語学習者の私たちにとっても、一度中国版キーボードを使ってみると世界が広がるかもしれません!
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