独学でHSK3級に合格!ゼロから合格までにやった勉強法

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「HSK3級の勉強法は?」
「独学でHSK3級に合格できる?」

中国語の検定試験HSKを受けてみたい、と考えていますか?

私は、中国語の知識ゼロからスタートしました。
まわりに中国語を話す人もおらず、中国語に触れる環境もまったくない状態。そんな環境から独学での中国語学習です。

HSK1級も2級も受けずに、いきなり3級からチャレンジして合格しました。

語学は好きです。でも特別に語学が得意なわけでも、学習に対する意識が高いわけでもありません。ただ、世界一難しい言語と言われている中国語でも、HSK3級レベルならコツをつかめば独学で合格できます!

そんな私が実際にHSK3級に合格するまでにやった勉強法をすべて公開します。

そらみ

この記事は以下を知りたい方におすすめです。

・HSK3級の試験対策が知りたい
・Duolingoだけで勉強した試験結果を見たい!
・実際に効果のあった教材・アプリを知りたい

目次

HSKって何?試しに受けたら3週間で合格!

私が中国語を学び始めたきっかけや最初の経緯については、こちらの記事にまとめています。ぜひご覧ください。

中国語の勉強はまったくのゼロからスタートしました。
そこで出会ったのが、無料の学習アプリ Duolingo(デュオリンゴ) です。

最初は1日5〜10分の軽いレッスンから始め、休みの日にはまとめて進めるというそんな小さな積み重ねで、ついにアプリ内の全レッスンを最後までやり遂げました。勉強に限らず、習い事も趣味も、何をやっても長続きしなかったのに、いまでも私が唯一継続できている、超おすすめのアプリです。

Duolingoが私の中国語学習の基礎をつくった

もちろん後半のレッスンになってくるとかなり難しくなってきます。それでも、Duolingo(デュオリンゴ)には「連続記録」というゲーム的要素があって、一日でも学習をサボると、この連続記録が途切れてしまう…。これが悔しくて、「今日もやらなきゃ!」という気持ちにさせられるので、毎日継続でき、最後までやり遂げることができました。

わからなくてもいい!
どんなに問題が難しくても、毎日1レッスン5分をやるだけ!

こうして自分でも気づかないうちに、自分の中国語レベルがHSK3級レベルに到達していきました。

現在のDuolingo(デュオリンゴ)はさらに進化!

私が学習していた時は、途中で大幅なアップデートがありました。現在の中国語コースは内容がかなり充実し、より高いレベルまでしっかり学べるようになっています。

もし今の最新版で学習をしているなら、きっと私よりもずっとハイレベルな内容に触れているはずです!

机に向かって一生懸命勉強したわけでもない、ただゲーム感覚で勉強してきた学習アプリ。

そらみ

軽い気持ちで始めたアプリだけど、いまの中国語レベルってどのくらいなんだろう?

Duolingoをすべて終えたあと、初めて挑んだHSK。

なんと試験対策を3週間行っただけで、HSK3級に合格できました!

HSK3級の試験結果を公開!

HSK3級は、リスニング(听力)・リーディング(阅读)・ライティング(写作)の3科目(各100点満点)、合計300点で採点されます。そのうち 180点(6割)以上 が「合格」の基準です。

さて、私の結果は?

听力(リスニング)阅读(リーディング)写作(ライティング)総得点判定
939776266合格

Duolingo中心の学習でも合格できる?

いかがでしたでしょうか?

この私の結果、ほとんどDuolingo(デュオリンゴ)のアプリだけで中国語の基礎を作ったものです。ただし、点数を見て分かる通り、

そらみ

写作(ライティング)だけは明らかに低い…。

その理由はシンプルで、Duolingoのレッスンは「読む・選ぶ」形式が中心で、書く練習が少ないからです。

試験では「自分で文章を書く(並び替える)問題」が出るため、そこに対応する練習が別途必要ですが、アプリで基礎力を固めておけば合格の可能性は十分あると実感しました。

「中国語は世界一難しい言語」と言われることがあります。
でも、初級レベルなら意外と簡単

特に日本人にとっては、共通の漢字が多いので英語よりも習得がスムーズに感じる部分も多いですし、意味がなんとなく分かるだけでも、学習のモチベーションがぐっと上がります。

実際に使ったおすすめ教材!

HSK3級の書籍の写真
過去問で試験形式のコツを掴みましょう!

① HSK3級過去問題集(書籍)

最初に解いたときは点数がイマイチでした。でも繰り返し復習することで出題パターンに慣れ、スコアを伸ばすことができました。試験形式を知らないと、解き方に迷って余計な時間をロスしてしまうので、過去問対策は必須です。
※2025年8月現在(2021年度版)が一番新しいです

単語学習(アプリ)

中国語検定HSK公認単語トレーニング

中国語検定HSK公認単語トレーニング

SPRIX Inc.無料posted withアプリーチ

HSK3級の公式600単語を確実に覚えました!
このアプリは、完全に試験に特化した単語のみに絞られています。まずはこの単語を覚えていないと受験レベルに達するのは難しいです。

③ 声調・発音(書籍)

「これは効果的!」と思った声調学習のおすすめの1冊
中国語学習で特に大切なのが「声調(四声)」の聞き分けです。ここが弱いと、HSKのリスニングで必ずつまずいてしまいます。Duolingo(デュオリンゴ)だけでも、アウトプットを意識して練習すれば耳と口はだんだん慣れてきますが、自己流の発音で変なクセがつく前に、正しい方法で学ぶ必要があります。

③ 文法(書籍)

この本で基礎文法を確認しておきました!
Duolingo(デュオリンゴ)は感覚的に問題を解くだけで、文法の解説がほとんどありません。でも実際のHSK3級では、文法理解や語順の感覚がしっかり問われるので、補強が必須。

④ 作文(アプリ)

HSK中国語能力試験に最適 — SuperTest

HSK中国語能力試験に最適 — SuperTest

Shanghai Yuxuan Information Technology Co. , Ltd無料posted withアプリーチ

このアプリは、HSK試験対策の強い味方!
先ほどの私の試験結果からもわかるように、Duolingo(デュオリンゴ)だけでは「書く練習」がどうしても不足しがちです。そこで役立ったのが、このアプリの作文トレーニング。特に語順整序問題(単語やフレーズを並べ替えて正しい文を作る練習)を繰り返し解くことで、中国語の基礎力がしっかり鍛えられました。

さらに、内容はHSK本番と同じ形式で構成されているので、作文だけでなくリスニングや読解まで、本番さながらの総合的な練習ができます。確実に、試験の実力アップに直結するアプリです!

⑤ 毎日学習(アプリ)

SuperChinese - AIで中国語を学ぼう

SuperChinese – AIで中国語を学ぼう

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Duolingoを制覇した後に使い始めたのが「SuperChinese(スーパーチャイニーズ)」。有料課金して試してみました。
1レッスンが長めなところがやや難点だけど、HSK対応なので基礎力を鍛えるのにとても役立っています。実は、試験本番までにレベルの範囲をすべて攻略することはできなかったのですが、毎日の中国語学習を習慣化するには良いアプリです!

他に試験対策で活用したもの

① YouTube|阿波連(あはれん)さん

通勤などの移動中には、阿波連さんの単語学習動画を繰り返し聴いていました。
画面を見なくても音声だけで学習できるので、 単語習得とリスニング練習にぴったりの神教材 です。

特に「今なんて言ったんだろう?」「どんな漢字だろう?」と疑問に思った瞬間が学習のチャンス!
私はその場ですぐに確認するようにしていたので、語彙を一つずつ丁寧に積み重ねられました。

阿波連さんの発音はクリアで丁寧目を閉じていても「口の動きが想像できる」ような、そんなきれいな音です。
しかも単語だけでなく例文も入っているので、短い文章を聞く練習にもなり、リスニング力が自然に鍛えられます。

Duolingo(デュオリンゴ)を一通り終えた方なら、すでにHSK1級・2級レベルの単語はほぼ習得済み。
HSK3級の公式単語600語のうち、残りは322語です。
でもすっ飛ばさないでください。1級・2級用の動画も用意されているので、抜け漏れがないかチェックしておきましょう。

② ネット試験模擬体験サイト

丝绸之路(北京)国际教育科技中心のHSK/YCT模擬試験サイト
丝绸之路(北京)国际教育科技中心有限公

試験当日を想定して、このサイトの模擬試験を使ってパソコン操作に慣れておきました。操作方法は本番とほとんど同じで、画面のデザインに少しだけ違いがある程度です。ネット試験が初めての方は、必ず一度この模擬試験を体験しておくことをおすすめします。実際の試験画面に慣れることができ、時間配分の練習にもとても役立ちます。

なお、この模擬試験はすべて中国語表示ですが、本番では日本語や英語など母国語を選択できます

③ Chat GPT

わからないことがあれば、すぐにChatGPTに聞くようにしました。
特に「Super Test(スーパーテスト)」というHSK対策アプリはとても役立ったのですが、ただ解説が機械翻訳っぽくて「なぜその答えになるのか」が分かりにくいことがありました。

そこでChatGPTの出番。中国語の文をコピペして「ピンインとともに日本語で文法を解説して」と指示すると、単語や文ごとに丁寧に説明してくれます。自分の誤答も「なぜ間違いか」を解説してもらえるので、理解度が早まるのでオススメです。「Chat GPT」や「Gemini」などのAIは独学には欠かせません

まとめ|独学でHSK3級は目指せる!

HSK3級は、日本語ネイティブなら意外とハードルが低い試験です。漢字の知識がある私たちは、ゼロから始めても3〜4割は見たことある状態でスタートできます。だから、コツコツ積み上げれば十分に合格が見えてきます。

私はDuolingoを軸に学びましたが、試験対策には上記で挙げた書籍やYouTube、模擬体験サイトなどを組み合わせて3週間集中対策しました。毎日数時間の勉強時間が取れる人なら、私よりもっと短期間で仕上げられるはずです。

大事なのは「自分に合った学習法を見つけて、小さくても継続すること」。
その積み重ねが「合格」という形で返ってきたとき、ただの資格以上に大きな自信になります。

ぜひHSKを受験してみてください。一緒にがんばりましょう!

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この記事を書いた人

海外留学や語学学習、趣味など、気になることはとにかく「まずやってみる!」そうして得た資格は20種類以上だけど、「どれも中途半端」。

でもその分、失敗談や挫折ネタは山ほど。完璧じゃないからこそ伝えられる、リアルな体験を届けたいと思っています。今は「話せない英語学習者」として再出発しつつ、中国語にも挑戦しています!

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