
中国語を勉強しようと思うけど、中国語って1種類じゃないの?



「中国語」って一言で言っても、いくつか種類があるよ。例えば、北京語・広東語・台湾華語とかね!
中国語にはいろいろな種類(方言)があって、発音や使われる地域、勉強のしやすさも違います。
私も中国語を勉強しようと思った時、「どれを勉強すればいいの?」と疑問に思いました。



この記事は以下を知りたい方におすすめ!
・ 中国語の基本の種類が知りたい
・ 初心者はどれを選ぶべき?
・ どうやって学ぶのが効率的?
とくに、これから中国語を始める人にとって、間違った選び方をして勉強が大変になって、やる気を失ってしまわないよう「自分にぴったりの中国語の学び方」を見つけたいですよね!
中国語って何種類あるの?


▼ 代表的な中国語の種類
ざっくり7つくらいの大きな方言群に分けられています。
方言群名 | 使用地域 | 発音の特徴・メモ | 普通話との理解度 |
---|---|---|---|
官話 (普通話/Mandarin) | 中国全土(学校・テレビなど) | 声調は4声、北京語をベースにした共通語。 | ◎ 標準 |
呉語(ごご) | 上海、蘇州、浙江など | 音の種類が多く、早口に聞こえることも。独特のやわらかい響き。 | × ほとんど通じない |
粤語(えつご) | 広東省、香港、マカオ | 6~9声調。映画・ポップカルチャーで有名。 | × ほとんど通じない |
閩語(びんご) | 福建省、台湾、海南、東南アジア | 地域差が激しく、内部でも通じないことあり。 | × 通じない |
湘語(しゃんご) | 湖南省 | 北と南の言葉が混ざったような感じ。 | △ わずかに近い |
客家語(はっかご) | 客家人の多い地域(広東、江西、台湾、東南アジア) | 歌などに残る独自のリズム感。 | × 通じない |
贛語(かんご) | 江西省 | 湘語に似た部分があるが、さらに古い言い回しが残っている。 | × 通じない |
方言はどれくらい違う?
日本の方言は、関西弁・東北弁・博多弁…と言っても、基本的には日本語だからお互いなんとか通じます。
でも方言によってはテレビの字幕が必要なほど通じにくいこともありますよね。
中国の場合はもっとすごくて、「方言」というより別の「言語」に近いと言われています。
・ 発音がまったく違う
・ 単語がまったく違う
・ 文法が異なる場合もある
たとえば、
北京の人(普通話/標準語)と広州の人(広東語)は、お互いの「方言」を聞いても理解できず、「外国語だな」と感じるレベルです。
どの中国語を学べばいいの?





まずは「普通話(標準中国語)」一択です。
なぜかというと、中国では教育・テレビ・公文書など、公式には普通話(プートンホワ/Mandarin)が共通語として使われているからです。



日本でいう「標準語」や「NHKのアナウンサーの話し方」みたいなものだね。
中国語の選び方はコレ!
目的 | 学ぶべき言語 |
---|---|
中国語を初めて学ぶ | 普通話(標準中国語) 一択! |
香港で生活・仕事する | 広東語 + 標準中国語 |
台湾に長期滞在する | 標準中国語(台湾では「國語」) + 台湾語(閩南語) |
中国文化に幅広く触れたい | 標準中国語を軸に、他方言にも興味を持つのがおすすめ |
もし、「香港が好きだから広東語を学びたい」みたいな特別な理由があるならチャレンジするのもありですが、将来の仕事や旅行、検定などを考えるなら、普通話が一番役立ちます。
まず普通話を学んでおけば、中国国内どこに行っても基本的な意思疎通ができますし、あとから他の方言にもチャレンジしやすくなります!
独学 vs スクール どっちが効率的?
中国語を始めようと思ったときに、最初に悩むのが「独学でいけるのか?それともスクールに通うべきか?」ですね。
結論から言うと、どちらにもメリット・デメリットがあるので、自分の性格や目標に合わせて選ぶのが一番です。
- お金があまりかからない
- 自分のペースで好きな時間に学べる
今はYouTubeやアプリ、オンライン教材がたくさんあるので、「発音」「単語」「文法」の基礎なら独学でもしっかり学べます。


でもデメリットとして、
自分でスケジュール管理をしないと、「サボってしまう」「間違いに気づけない」といったことが起こりやすいです。
- 先生が正しい発音や表現をその場で直してくれる
- 勉強のペースを作りやすく、モチベーションを維持しやすい
特に中国語は発音がとても難しい言語です。
独学だと、自分では気づけない小さな間違いが増えてしまうので、「最初の数ヶ月だけでもスクールに通って先生に直してもらう」のもおすすめです。
発音のルールを最初にしっかり理解して、クセを直しておかないと、後から「ずっと間違ったまま覚えてた!」となってしまい、ものすごく遠回りになるからです。
- 「自分はコツコツ続けられるタイプ!」 → 独学で挑戦してみる
- 「最初の基礎は先生に見てもらいたい!」 → 短期スクールを組み合わせる
こんなふうに、自分に合ったやり方を選ぶと効率よく学べますよ。



ちなみに、私はいまHSK3級レベルを目指して、書籍やスマホアプリを使って独学で勉強しています!


まとめ:中国語は「普通話」からスタートしよう!
中国語は1種類じゃなく、たくさんの方言がある言語です。
でも、最初に学ぶなら「普通話(標準中国語)」がベスト!
- 中国語は大きく分けて7つ以上
- 普通話は「共通語」だから、中国全土どこでも通じやすい
- 方言はお互いに通じないことも多い(方言というより別言語レベル)
私自身、「中国語って1つじゃないんだ!」と知ってから、街中で聞こえてくる中国語っぽい言葉に耳を澄ませるようになりました。「これ、広東語かな?それとも台湾語かな?」と推測してみたり。
そんなふうに日常の中で小さな発見が増えて、毎日がさらに楽しくなっています。無理なく楽しく、自分だけの中国語学習を始めてみてくださいね!
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